夏休みとひいおばあちゃん

人が死んだり生きたりすることを目の当たりにした。なんだかぼんやりと生死のことを考えてしまった。

 

その時ふと小学生の時にひいおばあちゃんの事を思い出した。1ヶ月程祖母の家に泊まり、畑で野菜を植え、粘土で遊び、縫い物をして、竹を切って流しそうめんをした夏休み。たまーに離れに住んでいるひいおばあちゃんに遊んでもらった。

 

水墨画を教えて貰ったり、百人一首でぼうさんめくりをしたり(ローカルルールがある事を最近知った、あれ面白いよね、またやりたい)、なんだか今考えると渋い遊びを沢山した。

 

でも私はその中でも、ひいおばあちゃんとするかくれんぼが1番好きだった。

 

 

かくれんぼ

 

 

どう考えても隠れるところがない部屋だった。

 

いつも、

妹はひいおばあちゃんのベッドに隠れて布団が丸くなっていて、

ひいおばあちゃんはカーテンの後ろに隠れてカーテンの下の方から足が見えていた。

 

なんでもない遊びと隠れる場所の天丼ですごく楽しかったのをおぼえている。

 

ひいおばあちゃんと私は80歳差だった。よく、計算が楽だねなんて笑って話していた。もし今も生きていたら100歳を越していただろう。今でも計算してしまう。

 

なんて愛おしい気持ちでもっと長生きしてくれていたらと思い出す。

こんな風に思い出して何となく自分の生死感について分かってきた気がする。

 

どうしても今までは自分のために生きることが苦しくて、いつか簡単にこの命を終わらせてもいいかもと思っていたけど、もし誰かが私の事を少しでもこんな風に愛おしく思ってくれているなら、私はその人のために1日でも長く生きたいなあと思うようになった。

 

分からないけど人に生かされてるんだなあ〜と何となく思った。

 

夢うつつで打った文だから多分誤字脱字が酷いのだろう。まぁそれもいいとして眠ろう。もう9月だ。新しい空気をいっぱい吸い込んでのんびりと生きたいね。